政策の細部をレビューし投資判断を決定
楽観視は禁物とのメモをメインサイトに残しました。これを受け、多くの方々から「何故、75兆円規模の公的資金が入るのに楽観視できないのか?」と言った問い合わせを受けています。
この問いに関しては、
今回の米国政府が構想している救済策の骨子をレビューしてその不完全性と効果の限定的要素を見た事によります。現時点で明らかになっている内容のサマリーを見てみます。実は詳細、細部の内容は公表されていません。これから、議会で議論され大枠が具体化した内容となってくるものと思います。
1.総額7000 億ドルを用いて金融機関から不良債権(住宅ローン、住宅ローン担保債権(MBS)、商業用不動産関連資産など(CMBS)を買い取る。なお、対象債権については「必要に応じ、FRB との協議を経て、拡大することができる」ほか、対象となる金融機関についても「FRB との協議を経て、非米国金融機関に拡大できる」可能性も残しています。
2.国債発行限度額を増額。
3.政府はMMF の元本割れが生じた場合に保証。これは、為替安定基金より最大500 億ドル拠出される予定)。
4.SEC は、英国当局と連携して金融関連株約800銘柄を対象に株式の空売り禁止。期限は10月22日迄、30日間の延長も可能。
5.FRB も流動性供給を拡大。
このうち、最も重要なのは1です。ただし、現段階では、1で明らかにされた措置は案であり、議会の承認が必要です。市場は21日迄に議会で可決されると見ておりますが、議会では、本件を巡る対応が共和・民主両党間で微妙に異なっていることからも依然として不透明感が強く、予断を許さない状況です。
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*メンバーの皆様へ、日本時間木曜日より日本へ出張する事になりました。顧客向けにメンバーサイトにご紹介しています私の今回の米国の金融環境と政策に関する見方を説明すると共に、企業訪問、ヘッジファンドマネージャーとのインナーサークルの情報交換も行う予定です。9月いっぱいの出張ですので記事更新頻度が少なくなる可能性がありますので予めご了承ください。
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