こんにちは。先日、私は既に15年ほど前に勤めていた会計コンサルタント企業の上司に会う機会がありました。突然、私の下にメールが届いたことがきっかけでした。彼は現在失業中でしたが、幸いにもこの15年間の働きによりある程度の資産を築いていたらしく、普通であれば残り10-15年位働く必要がある年齢でしたが、思いきりNY郊外に小さな宿を建て、自然に囲まれた中で、旅人を迎え、思索に耽る第2の人生を送る決断をしました。彼が勤めていた金融コンサルタント企業は今回の金融恐慌で25%(4人に1人)のレイオフを発表しました。主に高給ポジションの人員カットで、彼もその1人に選ばれたわけです。この中で問題となったのは高給ポジションの大部分が白人で、レイオフの対象とならなかったのはマイノリティが多くを占めていたそうです。これは、結果的に高給取りのポジションは白人が集中していたためでもありますが、これがアダとなったのか、逆人種差別の訴訟になりつつあると言う話になりました。
マイノリティの大統領が就任し米国民がその歓喜に沸く中、実際の生活に身おく人たちは、冷静に現実を見つめなければならず、白人のオバマ大統領への投票は実は40%以下であった結果を見ても、米国の人種に対する差別の根強さはこの大統領の就任式に200万人集結した報道だけでは読み取れない実態があることを再認識させられました。
今、世界は右傾化している、または、右傾化するであろう世界環境が予想されます。世界的に景気の拡大過程の中で貧富の格差はそれほど大きな問題にならないのですが、景気の底辺が低下する局面ではその格差は大きな問題となって表面化してくるのです。ワーキングプアと言った経済拡大局面でもその問題は表れていたわけですが、持つものがそのセーフティネットへの寛大な貢献がそれをオフセットする機能を有していたわけです。ただ、景気の低迷期において、その余裕がなくなり、最後はナショナリズムという思想の拡大解釈の動きが進んできて、排他的な政治思想を持つ政権が台頭する傾向が出てきております。08年秋の総選挙でオーストリアでは極右の政党が30%以上の支持を集めたのがその一例ですが、米国やその他先進国においても実はその動きが加速する可能性が高いのです。日本では共産党の支持率が若者の間で高まりつつあるようですが、その一方で排他的な傾向を示す前兆も見られ始めているのです。世界的な保護主義が景気にどのようなインパクトを与えるのか、歴史的には1度の教訓があるだけですが、日本はその大きな負のインパクトを受けるリスクがあることは注視しなければならないでしょう。
さて、やや投資の世界から離れてしまっておりますが、今日はファンダメンタルズの定点観測でなく、投資戦略のアイデアに話を絞ってみたいと思います。
(2009年の上期の戦略)
あえて上期、下期と言った投資タームを分ける意味は景況感や政策が急変する環境下で意味はないのですが、イメージとして想定している戦略をわかりやすく表現する上で分けてみたいと思います。従来の運用方針を変える必要はないと考えております。限界利益率(売上から変動固定費を引いた利益)の大きな改善が見込まれる企業を中心にロングにする一方で、逆にショートポジションは悪化する傾向が見始めた企業が中心となります。この観点では来期に収益環境が大幅に変化する企業を発掘することがテーマとなります。
(中略)
(ファンドに組み入れていないが注目している企業の紹介と簡単な注目点)
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ここは以前から注目している企業の一つです。業績は自動車不振が続く中での厳しさが続くでしょうが、彼らの財務内容に注目しております。特に流通株式数に対する自己株式買い付け割合、そしてキャッシュリッチな企業としての活用方法です。無借金企業はいくつもありますが、流動している株式数が他社と異なることがポイントです。
(有価証券報告書)
(中略)
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あえて、●●同様に消費関連の衰退する中での注目企業です。逆張りの中での投資です。工場を持たないビジネスモデルは当然のことながら、米国家庭への
(中略)
このあたりの収益に与える影響を精査するタイミングと考えています。
以上、2銘柄を取り上げましたが、その他、●●、▲▲、◆◆、××と言った銘柄があります。これから調査を進めて購入のタイミング、ペアとなる銘柄を探す予定でおります。
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